総務人事部 | |
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2021年入社 | 文学部 文学科卒 |
今の部署に異動になって4ヶ月目なのでやっと慣れてきたところですが、社会保険(健康保険、介護保険、厚生年金、雇用保険)に関する業務を中心に給与関連事務を担当しています。上司からは「焦らなくていいよ」と言っていただきましたが、「こんな制度があるのか」「こんな給付が受けられるのか」と初めて知ることも多くて最初はプレッシャーもありました。万一ミスがあったらその社員やご家族の生活に直結してしまうので…。
でも「分からなかったらすぐ聞く」を徹底して3ヶ月が過ぎ、ようやく「今、何をしたらいいか」がつかめてきたように思います。周囲のフォロー、それと何と言っても前任者が残してくれたチェックリストのおかげです。自分の給与明細を見る目も変わりました。この数字を出すためにこんな業務をしている人がいるんだと(笑)。
先日は外部の社会保険セミナーを受講させてもらいました。社会保険について体系的に理解する機会って、学生時代も含めてこれまで無かったのですが、なんとなく見えていた断片がつながった感触があります。制度の仕組みや目的が分かってさらに張り合いを感じています。日々発見ですね。
私は本が好きなので、製紙業界や印刷業界をもともと志望していたのですが、大手よりもこじんまりした企業のほうが自分には向いていいるんじゃないかと範囲をちょっと広げてリサーチする中で「受けてみようかな」と思ったのが王子物流でした。面接を受けに行ってみると男性社員4人の4対1面接で、最初かなり緊張したのですが途中途中で冗談を言って場を和ませてくださって、気づけば私も冗談を言っていました。真摯に話を聞いてもらえて、就活を通じて自分の素を一番出せた面接でした。その雰囲気づくりのさりげなさがすごくいいなぁと、そこが決め手になりました。結局こじんまりした組織ではありませんでしたが、面接に滲み出ていた「人の気さくさ」は、新人研修、最初に配属された中日本統括本部(愛知県)、そして今いる総務人事部でも、その点は変わることなく入社以来ずっと感じています。
いくつかあるのですが、王子グループの福利厚生制度を利用できるのは結構大きいですね。
王子サーモンの社員割引が年に1回あるので、毎回利用して年末年始に実家で家族と一緒に頂いています。親がとても喜んでくれています。
ネピア製品の社員向けセールも時々あります。お得に買えて、使ったことのない製品を知る機会にもなるし、やはり実際に生活に役立つのがありがたいです。
王子物流社員は、王子グループの福利厚生制度のひとつである王子グループ従業員持株会に加入することができます。貯蓄が苦手でも無理なく貯蓄できると思います。
総務人事部の業務は全国に600人弱いる全社員を対象にしています。「人対人」のコミュニケーションを大切にする社風が好きで入社したので、全国の社員の皆さんと関わりが持てるのが魅力です。
入社して半年ぐらい経った頃、当時は中⽇本統括本部で月次決算取りまとめや業績分析を担当していたのですが、上司から「これはどういうこと?」と質問されて答えられなかったことがありました。実はその報告の中には「この単語、ちょっとよく分からないな」と思ったのにスルーしてしまった業界用語があったのです。「報告するだけだし」という甘い気持ちを見抜かれたような気がして、私は口ごもってしまいました。
その時、上司から「ちゃんと自分で理解してから説明して」と諭されたおかげで、売上げが増減した理由が分かっただけでは意味が無く、その上で「次の月はどうしたらいいか」を考えて初めて分析なんだと気づくことができました。分析が甘ければそれが業績にも反映されてしまうんだと深く反省。それまでは電話でしか話したことのない方を相手に、話の流れを止めてまで突っ込んで聞くことにためらいがあったのですが、その一件以来、少しでも「ん?」と思ったら「どういうことですか?」と聞くように心がけています。
「自分からキャッチしに行かなきゃ」というポジティブな姿勢。行ったことのない国や、食べたことのない料理にも興味があります。最近では羊の脳みそのカレーを食べにいきました。見た目も味も白子みたいでおいしかったです。エジプト料理やモロッコ料理も食べてみたいし、海外旅行にも行きたいです。コロナ禍前の大学3年の時、ハンガリー・チェコ・オーストリアの3ヶ国を友達と1週間で回ったのですが、その後はコロナで身動きが取れなくなってしまったので。
私は文学部文学科出身の完全文系人間で、もともと数字が本当に苦手でした。だから入社1年目で「業績分析」と言われても「私なんかにできるのか」と不安しかありませんでした。でも「ここの売り上げ、どうして上がってるんだろう?」と気になった箇所を支店に確認してみると、「輸入品が増えたから」といった理由がちゃんと返ってくるんです。
「数字の物語性」と言ったらいいでしょうか。数字が動く背景には必ず理由がある。そこを紐解く面白さに目覚めたら数字に対する苦手意識がどんどん薄れていって、自分でもまさかなのですが「簿記を学んでみたい!」と(笑)。何度か挑戦して、今では簿記3級を取得しています。自分が今やっている業務と関連のあるスキルに興味を持つ性格なので、難関ではあるのですが、今度は社会保険労務士に挑戦してみたいという気持ちが湧いているところです。
王子グループは1873年(明治6年)創業の王子製紙を中核会社とするグループなので、「歴史あるちょっと堅めの会社」というイメージが一般にはあるかもしれませんが、実際には気さくな人柄の社員が多く、年齢問わず冗談が言い合えるような会社です。「古い体質が残っているのでは?」「製紙業界って残業が多いのでは?」と言われることもありますがそんなこともまったくないです。むしろ柔軟な働き方で自分の業務をきちんとこなすのが当たり前。フレックスタイム制度*がしっかり根付いていて出退勤時刻は自分で自由に調整できます。定時は9:00〜17:30ですが、人によって8:00〜16:30でもいいし、10:00〜18:30でもいいですし、その日の都合で変則的になってもOK。仕事が詰まっている時期は多少残業もありますが、「残業した分を振り替えて今日は15:00上がり」というのもOKです。
*本社・東⽇本統括本部・中⽇本統括本部・⻄⽇本統括本部は3ヶ月フレックス制度(3ヶ月ごとに残業代を清算)、他部署は1ヶ月フレックス制度(1ヶ月ごとに残業代を清算)を導入。忙しかった時の残業分を残業代として支給してもらうか、もしくは休暇に置き換えるかを選択できます。
王子物流には全国に拠点があって600人弱(2023年10月)の社員がいます。当然、会ったことのない社員もたくさんいますが、例えば私が担当している業務であれば、社会保険の手続きについてお知らせしたり、逆に質問に応じたりと、やりとりするうちに信頼関係が構築されるのを実感できます。組織は大きいけれど人と人との間によそよそしさが無くて、そういう日常のコミュニケーションの瞬間瞬間に王子物流らしい雰囲気を感じます。物流業界を目指している方、また私のようにたまたま王子物流を知った方も、「いろんな人と関わりたい」という方ならきっとやりがいを感じられる職場だと思います。